ギャラリー巡り

前期(一学期)もそろそろ終わりに近づいた先日、学院を早引けして知り合い関係の展示を観にギャラリー巡りをしてきました。

 

電車を乗り継いで1530過ぎに銀座に到着。まずは2丁目の「ミレージャギャラリー」へ向かう。このギャラリーは初見なのでDMの小さい地図と格闘しながら(最近老眼が進行しているようでとにかく小さい字が見にくい。笑)ようやく辿り着く。ここでは5年ほど前に指導した教え子がグループ展中。多摩美の版画科を卒業しましたが、今は水彩画を主体とした制作のようで展示作品も具象系の水彩画でした。本人不在でしたが、まあまずまず頑張った感は伝わってきました。

 

次に銀座3丁目の「井上画廊」へ。ここではいつも学院の仕事でお世話になっている鹿児島の先生方が毎年この時期に「SOUTH WIND(南風)展」と題したグループ展を開催。具体的には公募団体の「独立展」に所属するメンバー構成となっております。例年だと私を含めた学院の職員数名と軽く飲みに行くのが定番となっていたのですが、今回はそれぞれの日程が合わず残念ながら無しになってしまいました。しかし鹿児島名産の焼酎等のお土産はちゃっかり戴いてきちゃいましたけど・・・笑

 

次は7丁目の「ペッパーズギャラリー」へ。このギャラリーでは同じくウチの学院の出身(67年程前)で、現在武蔵美の博士課程に在学中の元教え子が二人展を開催中。画廊企画とのことでしたが、相手作家の作品傾向と全く合っていないので正直かなり不自然な感じでした。二人とも作品自体に問題は無いのですが、企画している画廊サイドにセンスが無いのでしょうね。残念なことです。

 

次は銀座を離れて渋谷の「TOKI Art Space」へ。ここではこの春から実家の長崎へ帰って予備校の講師を始めた方の個展を観る。実はこの方ひょんなことで知り合ったのですが、たまたま私の元教え子と多摩美で同級生でして、以来個展やグループ展等をやる度に案内をよこしてくれる律儀な方なのです。本人とお会いするのは久しぶりでしたので、実家の住所などを聞きがてらしばし談笑。作品は主に幾何学模様を用いた画面構成で、支持体や素材にも凝ったなかなか見応えのあるいい内容のものでした。(掲載写真参照)

 

最後に渋谷から両国へ移動して、「ART TRACE GALLERY」へ行く。ここは両国駅から少し離れたやや辺鄙な所にあるギャラリーなのですが、割と頻繁に知り合い関係が展示するのでよく行く所ではあります。ここでも同じく元教え子の個展開催中。造形大を中退(?)後、フリーターがてらに作品制作を続けているようですが、今回の展示作品は仕事量充分。なかなかの力作揃いでした。(掲載写真参照)暫く本人と会っていなかったのでお会いして色々と語り合いたかったのですが、残念ながら不在でした。

 

ということで、今回は合計5か所のギャラリーを巡りました。

かかった時間は移動を含めて約5時間。梅雨明け間近の暑い一日、充実の一日でした。