屋久島紀行☆☆ ~後篇~

少し間が開いてしまいましたが屋久島紀行の後篇です。

 

10/ 25の朝は昨日と打って変わって雨がパラつく屋久島特有の不安定な天気。

昨夜の酔いがちょっぴり残る中、630に起床して700に朝ごはん。前篇でもご紹介した通り、ここ民宿志保の朝ごはんはとにかく旨い。しかもご夫婦で果樹園をされているとのことで、あのドラゴンフルーツやタンカンなどのデザートも付く。これがまた新鮮で美味!

 

朝食を終えた後、昨日行き損ねた「猿川ガジュマル」へ行く。ここは安房から車で15分程度のところなので、朝の散歩とこれから挑戦するリバーカヤックの準備運動を兼ねて出かける。

入口付近に車を止めて細い山道を10分くらい歩いていくと、突然大きなガジュマルの樹と遭遇。根元に立てかけてある「猿川ガジュマル」という看板辺りから中へ入ってゆくと、そこはもう別世界。複雑に絡み合った幹や枝、気根がまるで現代アートの作品のごとくユニークな空間を創り出している。これがまさしく自然のままのガジュマル。昨日の志戸子ガジュマルも良かったですが、この迫力と美しさにはただただ圧倒されてるばかりでした。

 

猿川ガジュマルから民宿志保へ戻った後、今回のメインイベントの安房川リバーカヤックへ。

頼んでおいたインストラクターの若いお兄さんが、ルーフにカヤックを積んで志保へ迎えに来てくれる。志保から安房川へは目と鼻の先ほどの距離なので、カヤックのスタート地点まであっという間に到着。3040分ほどの準備やオリエンテーション、簡単な練習(パドルの使い方など)を経ていよいよ安房川へ。

私は最初、二人乗りカヤックの後部席でトライ。二人乗りは安定感もあり操舵ペダルも付いているので初心者には乗り易いとのこと。ただし相棒との息が合わないとなかなか前に進まないのも事実。笑 「右、左、右、左」と声を掛け合いながら漕ぐのもまた楽しい。

漕ぐのに夢中になっていると、出発時はパラついていた雨も完全に上がって絶好のカヤック日和。さすが晴れ男!笑

カヤックの操船にも慣れて安房川の景観とインストラクターのジョークを楽しみながら上流へと進んでいくと、山肌から流れ落ちてくる急流が交わるポイントへと差しかかる。まさに垂直に急流が交わるこの難所は、インストラクターの指示なしでは最悪転覆してしまうほど。行き帰りとも何とか無事に乗り切りましたが、スリル感を楽しむというより正直かなり怖かったですね。

その後、安房川にかかる松峰大橋の真下付近で前半戦が終了。川岸に上がってインストラクターが用意してくれた熱いコーヒーを飲む。これがまた最高に旨い!どんだけ旨いかはご想像におまかせ。笑

後半は一人乗りに乗りかえて出発。なんでもこのカヤック、専門的にはシーカヤックといって本来なら海で使う本格的なものとのこと。どおりでスピードも出るし安定感もあって乗り心地も良いわけだ。帰りは川の流れに乗れるので楽ちん。風や水の音、鳥のさえずり、目に眩しい樹々の緑を存分に楽しみながら下っていく。途中、10月も末というのに水着姿で泳いでいる人達と遭遇したりして、さすが南国と呆れる始末。笑

出発地点へ引き返してきてリバーカヤックの全行程は終了。カヤックを岸に引き上げて、諸々の片付けを終えると丸3時間半。本当に心地いい充実の時間でした。

その後志保でご夫婦とお別れしてから、宮之浦港へ向かう途中にある楠川温泉へ行く。

この温泉は少しぬるめで遊び疲れた身体を癒すには絶好のお湯でした。笑

 

以上のように、今回は「川」という側面から屋久島を楽しんでみました。次回は「海」をテーマに楽しんでみたいと思っています。(ちょっと贅沢過ぎますかね・・・)